エッグテンペラは水と油を卵をつなぎにして混ぜ合わせた塗料で、古くから西洋の絵画で使われてきました。時間をかけて乾燥させることで水分が抜け、塗膜が硬くなり強度が増します。乾燥したエッグパウダー(卵を粉末にしたもの)と顔料の混ざった粉に水と亜麻仁油を混ぜて塗料を作ります。乾燥に時間が必要なため、完成まで約一ヶ月程かかります。
有機溶剤を含まず、環境にもやさしいエッグテンペラの塗料。その分時間も手間もかかりますが、マットな質感の深い色合いの美しい家具に仕上がります。
最初に水とエッグテンペラのパウダーを混ぜ、そのあと少しずつオイルを加えていく。
均一に塗り上がるようスプレーガンで吹き付ける。
2週間ほど乾燥させたらもう一度カラーリングし、また2週間乾燥。
マットな質感で美しい仕上がりに。時間が立つほど塗膜が硬化し剥がれにくくなっていく。