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無垢材に欠かせない、技や工夫

TECHNIQUE&DEVICE

無垢材に欠かせない、
永く使うための工夫や技

無垢材を使うには、木の「呼吸」による伸縮の動きに対応できる仕口や工夫が必要になります。 それは職人の技術を生かすことになり、家具としての価値を高め、永く使うことへ繋がると考えています。
交換や修理のことを考えた仕組みも大切に。そのつくりから生まれる、必然性のある機能的で美しいデザインを追求しています。

ホゾ組

ホゾをホゾ穴に入れて、しっかりと組む仕口。角度の付いたものなどさまざまな形がある。

引き出しの組み手

引き出しのホゾ組みは横板に1本の通しの溝を切った組み手。しっかりと組合うことでねじれや歪みが出にくい、昔ながらの仕口。引き出しの底板も無垢材のため、伸縮の動きを妨げないつくりに。

しぶいち

扉にガラスのあるものは、しぶいちという部材を木ネジで固定。これでガラスが割れてしまった時にも交換がしやすい。

アリ桟と反り止め

テーブルの天板の裏などにあるレール状の溝と、その溝にはめ込まれている棒状の反り止め。木の伸縮を妨げないようにしながら、天板のねじれや歪みを防ぐ。

隅木

あらゆる家具の上下四隅や脚部に取り付けている補強材。ゆがみやきしみも防ぐ。

エクステンションテーブル

すべて木で作られたエクステンションテーブルのレールなどの仕組み。細かな細工で職人の技術が求められる。

引き出しのストッパー

レール溝の奥に突起をつけ、引き出しが落ちないようストッパーに。 これもすべて木で作られている仕組み。

制作者シール

誰がその家具を製作したのか・検品したのかが確認できるシール。 裏などの目立たない部分に貼付。